2019年10月17日に開催された「プロ野球ドラフト会議2019」のチーム別の結果考察と起用方法などについて考えて行きたいと思います。
(育成選手は紹介のみにさせていただきます)
北海道日本ハムファイターズ
ドラフト1位 河野 竜生 JFE西日本
174cm 81kg 左投げ左打ち 投手 最速151km/h
ノーワインドアップから重心を下げ、小さめのテイクバックで肘を柔らかく使って投げ込んでくる本格派左腕。
変化球は、スライダーやツーシーム、チェンジアップ、スローカーブで投球を組み立てる。
右打者への内角に投げ込んでくるストレートも武器となる。
試合中の修正能力も高く、強心臓の持ち主なので先発でも守護神でも起用できる選手である。
ドラフト2位 立野 和明 東海理化
181cm 77kg 右投げ右打ち 投手 最速152km/h
セットポジションから、インステップで力のあるストレートを投げ込んでくる本格派右腕。
変化球は、スライダー、カットボール、カーブ、フォーク、ツーシームと多彩である。
今年の大舞台では思うような成績を残す事が出来なかったが、癖のないフォームでリリースも安定しているので、しっかりと育成できればチームを引っ張る存在になるだろう。
ドラフト3位 上野 響平 京都国際高校
175cm 66kg 右投げ右打ち 遊撃手
小柄だが、走攻守にバランスが取れている遊撃手。
送球技術や打球反応などの守備のセンスに関しては、今年のドラフト選手の中でも最上位クラスと考えてよいだろう。
課題だった打撃面でも今年になって成長を見せている。
一塁到達タイムも4.2秒前後なので、将来的にはリードオフマンとしての活躍が期待される。
ドラフト4位 鈴木 健矢 JX-ENEOS
180cm 73kg 右投げ左打ち 投手 最速147km/h
セットポジションから、大きなテイクバックで投げ込んでくる独特なフォームのサイドハンド投手。
変化球は、スライダーやシンカー、チェンジアップと少なめだが、打者の内角に投げ込むストレートとスライダーが武器となる。
ドラフト5位 望月 大希 創価大学
187cm 86kg 右投げ右打ち 投手 最速146km/h
セットポジションから角度をつけて投げ下ろす右腕。
変化球は、スライダーやカーブ、チェンジアップ、ツーシームで投球を組み立てる。
まだ荒削りな部分が大きいが、内角を突くストレートと制球力が武器なので、さらに磨いてスケールアップしていきたい。
ドラフト6位 梅林 優貴 広島文化学園大学
173cm 85kg 右投げ右打ち 捕手
二塁送球タイムは1.8~1.9秒台の強肩捕手。
今年は中国地区大学野球連盟2部ではあるが、MVP・首位打者・ベストナインを受賞。
全体的なスケールアップが必要な選手ではあるが、随所に良い所があるので、しっかりと育成していきたい。
ドラフト7位 片岡 奨人 東日本国際大学
184cm 78kg 右投げ左打ち 外野手
ライナー性の打球が持ち味の俊足外野手。
一塁到達タイムは4.2秒で、守備面では自慢の強肩を活かして捕殺を狙う。
癖の少ないスイングで、甘いボールを逃さない勝負強さも兼ね備えている。
全体的にスケールアップして、広い本拠地で強肩と俊足を活かして欲しい。
育成ドラフト1位 宮田 輝星 福岡大学
育成ドラフト2位 樋口 龍之介 新潟アルビレックスBC
育成ドラフト3位 長谷川 凌汰 新潟アルビレックスBC
個人的評価
1位の河野は即戦力として期待できるが、全体的に育成メインのドラフトに感じた。
ポジションは投手を中心に内外野バランス良く獲得していると思う。
強いて言うなれば、もう1人ぐらいは即戦力候補を獲得しても良かったのではないかと思う。
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