2020年の東京オリンピックの陰に隠れてしまっていますが、2019年夏には日本でラグビーワールドカップが開催されます。
難しいラグビーのルールですが、初心者にも解り易くピンポイントで覚えておけば試合観戦が楽しめる記事を執筆させてもらいました。

前回のFW編に引き続き、ラグビーワールドカップ2019の日本代表候補の中でも覚えて欲しいBK選手をピックアップして紹介していきたいと思います。

目次
福岡 堅樹(Kenki Fukuoka)
- 生年月日:1992年9月7日
- 出身地:福岡県古賀市
- 身長:175cm
- 体重:83kg
- 高校:福岡高校
- 大学:筑波大学
- ポジション:ウイング
- チーム:パナソニックワイルドナイツ・サンウルブズ
50m5.8秒の俊足で日本のウィングを任される福岡堅樹選手。
福岡堅樹選手の一番の持ち味は、ただ足が速いだけではなく、トップスピードに持って行く時間が短い事だと思います。
そして、この大会が福岡堅樹選手の最後の大会になる。
祖父が医師、父親が歯科医の家庭で生まれ育った福岡堅樹選手は、ラガーマンでありながら医師を目指す夢を諦めてはいません。
「いつか僕も、人を支える医師になりたい。」
膝を故障した際に出会った医師に支えてもらった影響で、医師を目指す道を決めたそうです。
(ドラマ「白衣の戦士」も同じ理由ですね)
今回のラグビーワールドカップで現役を引退して、本格的に勉強に励むそうです。
田村 優(Yu Tamura)
- 生年月日:1989年1月9日
- 出身地:愛知県岡崎市
- 身長:181cm
- 体重:92kg
- 高校:國學院栃木高校
- 大学:明治大学
- ポジション:センター、スタンドオフ
- チーム:キヤノンイーグルス・サンウルブズ
所属チームのキヤノンイーグルス、サンウルブズにおいて、チームの司令塔であるスタンドオフを任されている田村優選手。
父親の田村誠さんは、トヨタ自動車の元選手であり、元監督。
弟の田村熙選手は、サントリーで活躍しているラグビー一家です。
田村優選手の一番の持ち味は、瞬時に相手の動きを見極めて、最高の攻撃を選択する判断力の高さにあると思う。
スペース感覚に優れており、相手ディフェンダーの意表を突く攻撃を選択する事で、相手に隙を見せない攻撃を演出する。
田村優選手は中学時代にサッカー部に所属しており、キックのフォームはとても綺麗です。
アタアタ・モエアキオラ(Ataata Moeakiola)
- 生年月日:1996年2月6日
- 出身地:トンガ
- 身長:185cm
- 体重:107kg
- 大学:東海大学
- ポジション:センター、ウイング
- チーム:神戸製鋼コベルコスティーラーズ・サンウルブズ
今年の3月に東海大学を卒業したばかりの若手の期待選手の1人。
東海大学では、先輩でもあり日本代表のキャプテンでもあるリーチマイケル選手でもなし得なかった外国人初のキャプテンに指名されるなど期待と人望の厚い選手である。
アタアタ・モエアキオラ選手の一番の持ち味は、破壊力抜群のランニングにあると思います。
恵まれた体格を武器に、強豪国相手にでも負けることのないランでトライを量産してくれるだろう。
そして、アタアタ・モエアキオラ選手はBKならどこでも出来るユーティリティプレイヤーでもある。
いざという時には、柔軟に対応できる選手なので、重宝される選手でもある。
レメキロマノラヴァ(Lemeki Lomano Lava)
- 生年月日:1989年1月20日
- 出身地:ニュージーランド
- 身長:177cm
- 体重:92kg
- 高校:ランコーン高校
- ポジション:ウィング、フルバック
- チーム:ホンダヒート・サンウルブズ
小柄な体格だが、相手ディフェンスの穴を見つけて駆け抜けていくレメキロマノラヴァ選手。
守備では、フルバックとして相手の進路を予想して先回りするなど、相手のチャンスを摘み取る働きが出来る。
レメキロマノラヴァ選手の一番の持ち味は、自分の事より周りを気遣うことが出来る優しい選手である事だと思う。
「自分がノートライだとしても、チームが試合に勝てれば良い」
試合中だけではなく、練習の時から周りを盛り立てるなどチーム作りに大きく貢献してくれるのがレメキロマノラヴァ選手です。
7人制ラグビーで培った鋭いカットと自慢のスピードを思う存分発揮して、自分もトライして周りを盛り立てて、勝利に貢献してほしい。
レメキロマノラヴァ選手の息子さんも、運動会で独走するなど父親譲りの脚力を秘めています。
松島 幸太朗(Kotaro Matsushima)
- 生年月日:1993年2月26日
- 出身地:南アフリカ共和国
- 身長:178cm
- 体重:88kg
- 高校:桐蔭学園高校
- ポジション:フルバック、ウイング
- チーム:サントリーサンゴリアス・サンウルブズ
ジンバブエ人の父親と日本人の母親を持つハーフの松島幸太朗選手。
松島幸太朗選手は高校卒業後に出身地の南アフリカで2年間プレー(育成組織)を行いました。
その中で、U-20南アフリカ代表候補に選ばれるも
「日本代表で強いチームに勝ちたい」
との理由で辞退した経験もある。
2015年のラグビーワールドカップでは、日本代表として格上の出身地でもある南アフリカと激突。
絶妙な突破でトライを演出するだけではなく、ゴール前数メートルでの強烈なタックルによって得点を阻止して勝利に貢献。
見事に有言実行を成し遂げました。
松島幸太朗選手の一番の持ち味は、センター・ウィング・フルバッグと複数のポジションをこなせるのが彼の強みだと思います。
しかし、松島幸太朗選手はフルバックのポジションにこだわりがありますし、自分もフルバックで活躍して欲しいと思っています。
相手選手に強烈なタックルでチャンスの芽を奪い取り、反撃の狼煙となる松島幸太朗選手のプレーを楽しみにしています。
ラファエレティモシー(Lafaele Timothy)
- 生年月日:1991年8月19日
- 出身地:ニュージーランド
- 身長:186cm
- 体重:96kg
- 大学:山梨学院大学
- ポジション:スタンドオフ
- チーム:神戸製鋼コベルコスティーラーズ・サンウルブズ
「アタッキングラグビーが好き」と言うように、スタンドオフとしてチームの攻撃的司令塔が期待されるラファエレティモシー選手。
ラファエレティモシー選手の一番の持ち味は、相手からボールを奪うのが目的のタックル「チョークタックル」がとても上手な選手です。
普通のタックルでは、相手を止めるだけで攻撃権を握られたままですが、ラファエレティモシー選手のタックルは
「相手の背中を取るようにして、味方側にボールを絡ませ、相手にボールを抱え込ませないようにする」
止める<奪う
ボールを奪えれば主導権も握れますので、形成を一気に逆転できるだけではなく、チームの士気も高めることが出来ます。
そして・・・・イケメンです。
まとめ
今回はBK陣の注目選手をピックアップして紹介していきました。
ここで紹介した全員が選ばれる保証もありませんし、この他にも特徴的で魅力的な選手はたくさんいます。
少しでも選手を覚えて、ラグビーワールドカップに備えていきましょう。
最後にラグビーのルールが簡単にまとめてある記事のリンクです。
